はじめまして。
ご訪問の皆様こんにちは。まだオープンしたばかりの粗末な弊社ホームページにご訪問いただき、誠にありがとうございます。
私は韓国料理・キムチ研究家であり、「JKフード株式会社」では企画室長を務めている崔誠恩(チェ・ソンウン)と申します。
ホームページのオープンに際し、「正しい韓国食文化」や「ために為る豆知識」などを自分ひとりでつぶやく感覚で皆様にご紹介が出来ればどうかなぁ~と思いました。
あまり難しい事は書きません。皆様はただ、ざっと読んでいただけるだけでOKです。
今日は韓国食に対しての私の思いから…ではスタートします。
まず、「自分の子どもにたべさせたい」と思える安心なモノ、というのが基本です。小さいころから、「食べ物は薬」と教えられてきました。いいものを食べると病気にかかりにくいですからね。
そして、全部手作りで作ってます。使うのは包丁ぐらい。手で洗って手で味つけして、手で漬けています。手で作ったものは機械で作ったものと違って「あたたかみ」を感じますから。
レシピは、ソウル式で、素材はシンプル。白菜とおいしい唐辛子とアミの塩辛とイワシのエキスが主です。アミの塩辛は、6月にしか捕れない貴重なアミを1年以上熟成させた甘みの強いもの。イワシのエキスは、イワシを1年塩漬けにした塩辛からとってさらに2年間かけて熟成させたもの。天然のアミノ酸が多く、うま味と甘みがでてきてきます。
材料には、徹底してこだわって昔ながらの製法でていねいに作っています。
祖母は、最後の王族の王妃の親戚で、宮廷での料理人をやっていました。今でいう栄養士のように、王様の体調を見ながら、山椒を食べたらいい、タンポポのナムルがいい、とメニューを決めていたようですね。
覚えているのは、栗をそのまま食べさせなかったこと。必ず裏ごししてハチミツや麦芽糖と混ぜて栗のカタチにして食べさせてくれた。後で知ったんですけど、栗は、子どもには消化によくない、ということで、裏ごししてくれてたんですね。
韓国料理の基礎の「五味五色」。そういったことは、母親を通じて教わりました。五つの味、五つの色を揃えて食べるとバランスがよい食事になります。昔の人の知恵です。